評価 9点
https://boardgamegeek.com/boardgame/473/ole
出し切るのが目的(のひとつ)のゴーアウト系カードゲーム。
失点の低さを競う系。
黄色<緑<青<赤の順番でスートの強さがある。
ランク(数字)は、人数によって異なるが1が一番弱くて大きくなるにつれて強くなる。
特徴としては緑と青(真ん中のスート)のランクが多くなっているところ。
たとえば4人プレイだと…
赤 1-8
青 1-10
翠 1-10
黄色 1-8
のようになっている。
基本的に時計回りに1枚ずつ出していく。
このゲームには大富豪のような「きれる」「流れる」というのはなく、1ディールの間ノンストップで手番がグルグル回る。
出せるのは、場に出ている(最後に出された)カードより、スートが強いカード or ランクが強いカード。
黄色(最弱色)の8に対し青の1は出せるし、赤(最強色)の1に黄色の2は出せるというわけ。
カードの左上に注目。持った時にスートの強弱がわかるようになっている。
なお、もしスートもランクも上のカードを出した場合は、もう一枚連続して出さなければならない
カードのランクの数字は失点数なので、
早く手札を減らすことができるので喜ばしいが…
1ディール終了条件は2つ。
誰かが全てのカードを出す
か
全員が連続してパスをする
こと。
そう、カードが出せない場面があるので、このゲームがパスがある。しかし、パスをすると…黄色いチップを受け取らねばならない。
このチップ、-5点となかなか強烈。
しかし一個受け取って終わりにはならない。
さっきも言った通り終了条件を満たすまでグルグル回るので、パスをしても(全員パスをしない限り)また手番が回ってくる。
そしてまた出せないとまた-5点を喰らうのだ。無計画に出していると、あっという間にチップの山を築くことに…
こうなってくると「早く誰か上がってくれ〜!」と祈る羽目になってしまう。
また、前のカードよりスートとランクの両方が強かった場合の連続手番は義務なので、連続手番で出せるカードがないと、やっぱり黄色いチップを受け取ることになってしまう。
こんなこともあるため、カードを見ながら、出し切りを狙って積極的に連続手番を狙うのか、出しきれなさそうだから連続手番を控え目にしていくのか…というダメージコントロールを考えるのが楽しいゲームです。
また、1ディール終わった次のディールでは、前のディールで一番失点を喰らった人が、カードを配られた後、赤と黄色どちらが最強のスートになるのか選べる。
黄色が上になった時…そんな時はカードバックの向きを揃えて…
くるっと回すと!
これ以上ない最高の配慮。さっきの画像と見比べてみよう!
大富豪を延々とできるタイプの方には間違い無く最高のゲームでございます。
👍
①シンプルなルールで楽しいゲーム。
②最大8人まで対応可能。
③よく考えられたカードデザイン。
👎
①人数毎に使うカードのランクが違うので毎回選り分けが手間
②R1.10.22現在、入手が難しめ