今週末に行われるゲームマーケットで、表彰式があるゲームマーケット大賞。
昨年の秋ゲムマから今年の春ゲムマまでの作品が対象です。
例年はゲームマーケット当日に大賞及び各賞の発表があったのですが、今年は事前に発表するとのこと。
今日はその大賞(及び各賞)予想を行います!
さて、最終候補は以下の5作品。
1 作品紹介
まずはひとつずつどんなゲームか紹介していきます!
①FILLIT(フィリット)
法人でゲームを制作されているラディアスリーさんのアブストラクトゲーム。2-4人。
コマが通った軌跡上に置くチップを全て置き切るのが目的。
手番では自分のコマを一直線に(止まるまで)動かすのと、自分の色のガラス玉を一マス動かすのを両方行う。
コマの軌跡上にチップを置くのでたくさん移動したいが、ガラス玉と相手のコマは飛び越えられないので、相手をストーンで妨害したり、逆にストーンを上手く使って道を作ったりするゲームです。
②FOGSITE(フォグサイト)
ソルナーゲームズさんの1vs多数のゲーム。
多数側は探索者となり散り散りとなった仲間と合流して「脱出」と宣言すれば勝ち、1人側はガーディアンとなり探索者を攻撃して時間切れまで追い込めば勝ち。
ガーディアンは5×5の形にダンジョンを作って、そこに冒険者を配置する。
冒険者はそれぞれ自分視点のマッピングを行い、自分がどこにいるのか推測する。
ドラゴンクエストダンジョンをみんなでやるような感じですね。
③ポラリッチ
daitaiさんの子供から遊べる瞬時アクション足し算ゲーム。
自分のカップにキューブを入れて「ポラリッチ」の合図でいっせいにオープン。全体のキューブの合計数が特定数より上か下か丁度かを判断して早く対応するコマにカップを被せる。
なかなか白熱します。
④横濱紳商伝デュエル
OKAZU brandさんの二人用ワーカープレースメント。
海外でも評価の高い横濱紳商伝の二人用。
4人のワーカーがいるが、ワーカーで強弱があるのが特徴。基本的に弱いアクションしか打てないワーカーから置いていく。
ワカプレらしく先取り要素があるので、必然的に強いワーカーは残り物からアクションを選ぶことになる。
海外からの注文をこなしたり、教会に行きまくったり、技術を開発したり、いろいろやれるがワーカーは足りないぞ!
⑤斯くして我は独裁者に成れり
クリエイティブAHCさんの正体隠匿系カードゲーム。正体隠匿と書かれているが、隠匿しなくてもいいのが特徴。
各自全ての役職カードを一枚ずつ持っていて、ラウンドが進むごとにカードを捨てることによって役職を搾り、最終的に一枚のカードになる。
その時全体で残った役職と、影響力マーカーの状況によって勝敗が決まる。
正体隠匿というか正体決定系!?
2 大賞予想
ということで、以上が最終候補の5作品です。
では、早速僕の大賞予想は以下のとおりです。
大賞…斯くして我は独裁者に成れり
キッズ賞…ポラリッチ
エキスパート賞…該当なし
3 理由
斯くして我は独裁者に成れりは、「正体隠匿」とか「役職」とかいうと「えー人狼系かよー」といってしまいそうなゲームですが、やってみると全く違うことがわかります。
まず、自分で役職を決めるというのが、本当に自分が決めるということ。他の人のカードの効果で捨てさせられるとか、捨てたカードと交換とか、そんなものは一切ありません。
そして、嘘はつく必要はないし、なんなら一言も喋らなくとも良いこと。全然ゲームとして成立します。
で、やってみると「今回はこの役職で勝ってやろう」って気持ちになるんですよね。
そこまでたどり着くのにどのように誘導や交渉するのか、あるいはそれに乗っかるのか…そんなことを考えながらプレイできます。
なかなか無いプレイ感。この独自性を評価されるんではないかな〜ってことで大賞予想としました(僕が知らないだけで、似たようなゲームがあったらすいません)。
あ、キッズ賞予想のポラリッチは、単純にこれしか該当しうるものがないかなと思いました!
エキスパート賞は、横濱紳商伝デュエルが該当しうるようじも思いましたがまあ世間でいうところで言えば中量級ですので、今回は該当なし予想ということで!
そんなことで、ゲムマ大賞はそろそろ発表されるのかな!?
発表を楽しみにしたいと思います!!!