評価 7点
https://boardgamegeek.com/boardgame/287954/azul-summer-pavilion
SDJも獲った、僕が大好きなアズールシリーズの三作目。
タイルが菱形になった。
アズール(一作目)やアズールシントラのステンドグラス(二作目)でおなじみのシステム。つまり、いくつか並んだ4個タイルが乗ったボードから一色のタイル全てを取っていき、それを全てのタイルがなくなるまで続ける、一種のドラフトを行う。
しかし、アズールと異なり、取ったタイルは即時に配置する必要はない。取ったタイルは一時的にストックされ、全てのタイルをプレイヤーが取った後配置フェイズが行われることとなった。
これにより、ある程度、計画を持たずして進めてもよくなって、配置フェイズに入った後で考えられるのは、一作目に比べて各段に優しくなった印象がある。
そのほかにも、ラウンド毎にオールマイティーとなるタイルが決められており、配置の際には好きな色のタイルとして扱って良くなっていたりする。これによって特定のタイルを埋めることがそれほど難しく無くなっており、マイルド感が大きい。
他にも、点数計算が直感的になっていたり、配置フェイズにも条件を満たすとボーナスタイルを獲得できたりと、キースリング(作者)の優しさが限界突破という感じだ。
ただし、それだけシビアなところが削られているわけで、アズールでは「殺るか殺られるか」という精神で他人(主に下家)のボードを穴の開くまでみながらやっていて、そこがいい所だが(感想には個人差があります)、サマーパビリオンはそれほどギチギチにやらない感じ。
アズールシリーズ、どれがいいかは、好みの問題ですかね。
ま、初めてアズールするひとと一緒にやるなら、サマーパビリオンが断然オススメですね!
👍
①分かりやすい得点計算方法。
②あからさまな脱落はほぼない、優しいシステム。
③相変わらず、見栄え最高!
👎
①配置フェイズが別途できたことにより、思ったより時間がかかる。
②アズールが持っていた痺れるようなインタラクションが薄れている。