評価 7点
https://boardgamegeek.com/boardgame/271869/sushi-roll
日本人が作っていない、ワールドワイドなsushiイメージから作り出された、ドラフトゲームすしごー。
すしごーはシンプルにドラフトの楽しさを味わえる傑作だが、今作は、そのゲーム感のままにダイスゲームにした。
5種類のダイス。
握り寿司ダイス(白)は単純に得点。
巻き寿司ダイス(赤)はマジョリティ争い。
餃子/天ぷら/刺身(青)はセットコレクション。
わさび/メニュー/箸(緑)は特殊ダイス。
プリン(ピンク)はゲーム終了時のマジョリティ争い。
まあこのあたりはすしごーとほぼ一緒です。
ダイスを規定数受け取ったら、みんなで一斉に振ってトレイに乗せる。
一個取ってドラフト。レッツ回転寿司!
なお、一個取ってドラフトする毎にダイスは振りなおします。
なんで、他人に渡るダイスの色を絞ることはできても、そのダイスで何が出るかは絞れない。
すしごーとちょっと違うのが、メニューと箸の扱い。
メニューはダイスゲームならではのリロール。メニューを使えば自分の前のベルトコンベアから好きな数のダイスをリロールできる。
箸は、自分の前のベルトコンベアのダイス一個と、他人の前のベルトコンベアのダイス一個を交換できる!なんと行儀の悪い!(はしたない!箸だけに)
なお、この箸があるため、すしごーにはなかった手番の概念があります。
手番があるとかドラフトの持つテンポの良さ消してない?とルール読んだ段階では思いましたが、全然気にならない。というか、他人の手番に注目することによって、「あの人あれ集めてるな…」見たいのがわかるので、ドラフト未経験者のためにも良い味付けのように思いました。
あと、カードドラフトはもちろんカード非公開でやることが多いですが、ダイスなので全て公開されています。
この意味でもドラフト未経験者に良いと思います。いろいろ得点方法とか補足できますからね。
経験者同士も、「あれあの人に取られるとまずいから箸でとってよ」みたいなチャチャ入れたりできて、楽しいです。
まあこんな感じで、すしごーと比べるとよりパーティーゲーム寄りではありますが、ダイス運入れるなら思い切ってパーティーゲームにしてしまえという調整で楽しいゲームになっています。個人ボードにダイスの目が全部書いてあるのもド親切でグッド。
さすがフィルウォーカーハーディング!
しかし、イカが握りで一番得点高いことにはやはり納得できないけどな!🦑
👍
①ドラフト未経験者にもフレンドリーな各種調整・ボード。
②ドラフトらしくカット要素もちゃんとある。
③ダイスの目に一喜一憂。メニューと箸の役割もいい味出している。
👎
①ドラフトの厳しい部分は総じてまろやかになっているので嫌がる人もいるかもしれない。
②箱が大箱サイズででかい。
③握り寿司が玉子とサーモンとイカしかない回転寿司には行きたくない。