評価 8点
https://boardgamegeek.com/boardgame/254640/just-one
言わずと知れた2019年SdJ受賞作品。
テレビのバラエティ番組でよくやっているような連想ゲームの一種で、連想できるような一単語のヒントをみんなで出して、お題を知らない親に正解させるのが目的。
もちろん協力ゲーム。
ヒントはバッティング(同じヒントを複数人が書く)すると、そのヒントは伏せられてしまう。
最高13回やって高得点を狙う。
やってみると、対応人数の幅広さに驚く。
少人数でやると、バッティングのリスクは低いものの、ヒントを出せる人数が少ないためにわかりやすいクリティカルなヒントを出さないと正解には持って行きづらい上、もしバッティングするとヒントがひとつとかになり正解は不可能になってしまうので、バッティングした時のダメージは大きいが攻める必要が大きく、ひりひりしたヒント出しが出来る。
大人数でやると、バッティングしやすいが、それでも正解のチャンスはあるし、クリティカルなヒントをリスク承知で出すか、ちょっと捻ったヒントをたくさん集めて解答へ導くかというジレンマも味わえる。
うーん見事。傑作。
これはまごうことなきSdJ。
だんだん続けていくと、「あの人とはバッティングしやすい」、とか、「あの人はズバッと書く担当、私はそれを後押しするヒントを書く」みたいな暗黙の了解が出来上がっていくのもとても楽しい。
👍
①簡潔なルール。すぐにプレイ可能。
②幅広い対応人数。
③年代や、育ってきた環境の違いから出る、ヒントのギャップで楽しめる。
👎
①何がヒント禁止ワードか、厳密に考えるとなかなか難しい。
②点数を稼ぐゲームだが、高得点を取ろうというモチベーションは少ない。