評価 5点
https://boardgamegeek.com/boardgame/266083/llm
クニツィアの今年のカードゲームで、SDJノミネートもされた。
1-6とラマのカードがある。配られたカードを順々に出して行く。
数字カードはそのまま数値が失点で、ラマのカードは10点の失点。ただし同じ種類のカードは複数枚でも1枚分の失点扱い。
手番では直前に出されたカードと「同じカード」か、「一つ次の数字のカード」を出すだけ。6の次はラマで、ラマの次は1となっており、循環している。
出したくなかったり、出せなかったら山札から一枚引く。
また、出したくも引きたくもない時には、ラウンドからフォールド(降りる)ことができる。
降りると失点が確定してしまうが、失点が増えることもない。
誰かが全てのカードを出し切るか、全員フォールドするとラウンド終了。誰かが規定数失点するまで続ける。
ラマの面白いところはなんといってもフォールドのタイミング。
出せない時に、失点してフォールドをするのか、引いてチャンスを待つのか選択が面白い。
最下位にならないようにするだけならそそくさとフォールドするのが安全だが、トップを取りにいくならあまり消極的になるのも考えもの。
特に一回大量失点すると、その後フォールドしてじわしわ真綿で首を絞められるように死ぬより、全てのカードを出し切った時に失点を返還できるルールがあるのでそれを狙ったりするようになるところに面白さがある。
ただ、序盤に順調にカードが捨てられ誰かが残り一枚になった時、あまり手札を推測する要素がないので、あっさり出しきりで終わってしまうことが多々ある。
そういうときは失点も多くなりがちなので、そういう場面ばかりだとつまらないかもしれない。
まあ10分でやれるゲームですから細かいことは気にすんな!
👍
①お手軽なゴーアウト。時間調整に最適。
②ルールに垣間見えるクニツィアらしさ。
③フォールドするかしないかの判断に面白みがある。
👎
①あっさり終わってしまう確率が結構高い。
②カードを貯めて全員のフォールドを待つ戦略も面白いが、リスクが高く、なかなか取りづらい。