評価 6点
https://boardgamegeek.com/boardgame/271324/its-wonderful-world
未来技術を開発するゲーム。
ドラフトゲーム。
ドラフトしたカードは“全部ドラフトが終わった後”いずれかの使途を決める。
①技術開発をする→目の前に公開する。公開するだけでは何も起こらないが、公開後必要な資源を全て乗せると、技術が完成したこととなる。すると、得点になったり、毎ラウンド終了時に資源算出したりする
②捨てて資源を生む→カードごとに対応する資源1個になる
4ラウンドドラフトするのだけど、ドラフトゲームにありがちな、ラウンドが進むごとにだんだんカードの効果が強くなっていくものではなく、全部のカードをシャッフルして4回に分けてドラフトする。
そうなると、ゲームに加速感がないかと思いきや、そんなことはなく、カードを開発すると、毎ラウンド最後に新しい資源を追加で算出するようになるため、後にラウンドはバンバン開発できるようになっていく仕組み。
すなわち、拡大再生産的な楽しさがあります。
面白い点として、ラウンド終了時の資源算出が、「白→黒→緑→赤→青」と順々に算出すること。
これによって何が変わるかというと…
白の資源を産む
↓
未完成の技術が白を置いて完成する
↓
その技術が緑を追加で生むようになり、すぐ後の緑の資源算出で緑の資源を生む
↓
未完成の技術に緑を置いて完成する
↓
その技術が青を(ry
というようなコンボが発生しうるのだ!
翻って、ドラフト時には、足りない資源を逆算してカードを捨てて捻出したり、余る資源の受け皿となるようなカードをピックしたりすることになります。
この時の思考はかなりパズル的。
ここが面白い。
時間も1時間程度ですし、未来技術的なテーマが好きな方にはオススメなゲームです。
日本語版出て欲しいな!(ゲーム的に言語依存はないが、カード名だけ英語なので)
👍
①未来の技術的なテーマを開発するのでワクワクできる。
②資源算出の順序があることによるコンボを前提としたパズル的思考
③言語依存はない。
👎
①後の方のラウンドでは、場合によってはほとんど開発できてしまうくらいインフレするらしい。
②カードドラフトゲームの楽しみのひとつである、下家の必要なカードのカットとかカウンティングはあまり意味がなさそう。